都市ガスについて 8
1次エネルギー供給構造の変化を受けて、2次エネルギーの供給量も大きく変化しました。
エネルギー最終消費計はほぼ横這い。
しかし、その内訳を見ると、石油製品が年平均1・2%減少した反面、電力と都市ガスはそれぞれ平均2.8%、5.8%の増加を見せています。
伸び率だけを見れば、都市ガスは電気をも上回り、石炭に次ぐ高い実績を示しています。
石油製品の減少と石炭、都市ガスの増大は、特に産業部門で顕著です。
民生部門と交通部門がともにエネルギー消費量を年平均2.7%増やしているのに対し、産業部門だけは同2.3%も減少させ、省エネルギーを進行させました。
とりわけ、石油製品の減少が著しく、年平均4.6%も減っています。
これに対し、石炭と都市ガスは産業部門においては、非常な勢いで伸びています。
都市ガスに限っていえば、消費量は10年間で2.6倍にもなっています。
都市ガスのこのような伸びは、LNGに支えられている部分が大きいです。
都市ガス業界では、LNGを将来のエネルギーの柱と見て、オイルショック前の昭和44年から導入に踏み切っていました。
このため、いざLNGの利用に本腰を入れようとなったときに、スムーズな対応が可能だったのです。
しかもLNGは、都市ガスとして使うときに、最も高い効果が達成されます。
都市ガスの伸び、それは、そのままエネルギーの効率的使用と脱石油の進展を意味しているのです。