ぜんそくについて 2
これらの死亡者は、ぜんそくのどのような型にあてはまるかについてみますと、若いころに発病し、アレルゲンのはっきりした、家族および本人にアレルギー性の病気をもつ、すなわち遺伝的関係のある外因性の型と、内因性の型のものと、ほぼ半数ずつになります。
しかし医師らが治療している患者のほぼ80パーセントが、外因性である点からみて、40歳以上に発病する内因性の型のものに多いことがわかりました。
直接の死亡原因は、肺炎、肺性心、気胸(発作により肺が破れて、空気が胸膜腔にいっぱいになり、呼吸ができなくなる)などがあり、また薬剤によるショック死が2名にみられました。
しかし58名中30名は、ぜんそくに特有なねばっこいたんによる窒息によるもので、窒息が最大の原囚であることがわかります。
つぎに問題になるのは、剖検例の70パーセントに副腎皮質の著明な萎縮がみとめられたことです。
全例に副腎皮質ステロイドが使用されており、本剤使用との閃連が推測されました。
事実、58名中6名は、副腎機能不全のみが死亡の原因と考えられました。